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冬にサングラスは変?必要な理由と、冬に選ぶ濃さ(可視光線透過率)の目安

冬の川沿いのベンチに座り、コートを着てサングラスをかけた男性

「冬にサングラスをかけるのは、少し気取って見えないだろうか」

「夏に買ったサングラスを冬もかけたら、なんだか暗くて見えづらかった」

冬のサングラスには、この2つの引っかかりがあります。前者は印象の話で、後者は機能の話です。そして後者には、はっきりした理由があります。

夏用に選んだ濃いレンズは、冬の弱い日ざしの下では暗すぎるのです。

この記事では、冬に選ぶべきレンズの濃さを「可視光線透過率」という数値で示します。Eyevolが実際に販売しているレンズの実測値を使って、どの数値帯を選べばよいかまで具体的にご説明します。

結論から言うと、冬もサングラスは必要です。夏と違って太陽が低く、光が正面に近い角度から入ってくるためです。

選ぶ目安は、夏より明るい可視光線透過率45〜65%前後。運転に使うなら40〜55%前後が扱いやすい濃さです。

この記事に出てくる言葉(タップで開く)
  • 可視光線透過率: レンズがどれだけ光を通すかを表す数字(%)です。数字が小さいほど濃い(暗い)レンズです。
  • 偏光レンズ: 水面や路面などで反射した光(ギラつき)を抑えるレンズです。
  • 調光レンズ: 紫外線量および気温によってレンズの濃さが変わるレンズです。屋内では薄く、屋外では濃くなります。色が戻る(退色する)のには5〜10分程かかります。
  • vol system(ボルシステム): Eyevolが独自に開発したレンズのシリーズです。
  • フレーム幅・レンズ幅・ブリッジ幅・テンプル長: フレーム幅=フレーム全体の横幅/レンズ幅=レンズ1枚の横幅/ブリッジ幅=左右のレンズの間(鼻の上)の幅/テンプル長=耳にかけるつるの長さ。単位はいずれもmmです。
  • モデル名の括弧の数字: 「HEATH Ⅲ (53)」の(53)などの数字は、レンズ幅(mm)です。同じモデルでも、サイズ違いがあります。

冬のほうがまぶしいと感じるのは、太陽の高さが違うから

夏は太陽が高く光が頭上から、冬は太陽が低く光が正面から入ることを並べて示した街並みの比較画像

夏と冬でいちばん違うのは、太陽の高さです。夏は太陽が高い位置にあるため、日ざしは主に頭上から降りてきます。帽子のつばやまぶたが、ある程度は光をさえぎってくれます。

冬は太陽の位置が低くなります。すると日ざしは正面に近い角度から入ってくるようになり、帽子でもまぶたでもさえぎりきれません。さらに、日の出から日没までの間、太陽が低い位置にある時間そのものが長くなります。

朝と夕方だけでなく、日中の広い時間帯で、光が正面から入ってくることになります。

「冬なのにまぶしい」と感じるのは、光の強さではなく、光が入ってくる角度が変わったからです。

なお紫外線については、気象庁が「太陽からの紫外線は、季節別に見ると、夏に強く冬に弱くなります」「太陽高度が高いほど紫外線量は一般に多くなります」と説明しています。

冬の紫外線量は夏より少なくなりますが、ゼロになるわけではありません。

夏と同じ濃さでは暗すぎる。冬は「明るいレンズ」が扱いやすい

ここが、冬のサングラス選びでいちばん大事なところです。サングラスの濃さは「可視光線透過率」という数値で表されます。レンズがどれくらいの光を通すかを示す数値で、低いほどレンズの色は濃く、高いほど視界は明るくなります。

夏の強い日ざし向けに作られたレンズは、透過率が低く設定されています。そのレンズを、日ざしそのものが弱い冬にかけると、必要以上に視界が暗くなります。

冬に必要なのは「光を遮ること」よりも、「正面から入ってくる光をやわらげながら、視界の明るさは保つこと」です。

冬に選びたい可視光線透過率の目安

同じ冬の街並みを可視光線透過率15%・45%・65%のレンズで見比べた画像。15%は夏向けの濃さ、45%は冬の街歩きの目安、65%はさらに明るい

※冬の街歩き・日常使いは、可視光線透過率45〜65%が目安です

使い方 目安 理由
冬の街歩き・日常使い 45〜65% 視界の明るさを保ちながら、正面からの光をやわらげます
冬の日中の運転 40〜55% 明暗差の大きい場面で、暗くなりすぎないことが大切です
雪の照り返しが強い場所 濃いめ 雪面からの反射は強いため、街中とは分けて考えます

Eyevolで、この帯にあたるレンズ

Eyevolのレンズの可視光線透過率は、実測で次のようになっています。

レンズカラー 可視光線透過率
ターコイズ 69%
ミディアムブルー 61〜65%
ライトグレー2 56%
ミディアムグレー 54%
ライトグレー 45%

いずれも、冬の弱い日ざしの下でも視界が暗くなりすぎない明るさです。対して、ダークグレー(15〜16%)やグリーン/G15(15〜18%)は、真夏の強い日ざしや、雪面・水面からの照り返しが強い場所に向いた濃さです。

冬の街中で使うと、暗く感じることがあります。

各モデルの可視光線透過率は、商品ページの「レンズスペック」欄でご確認いただけます。

冬の運転で気をつけたいこと

冬は、日中でも太陽が正面に近い角度から入ってきます。運転中に前方から直接光が入る場面が増えるため、サングラスが役に立つ季節でもあります。ただし、選び方には注意点があります。

濃すぎるレンズは、かえって見えにくくなる

トンネルや高架下、ビルの影に入ったとき、濃いレンズだと視界が急に暗くなります。

日中の運転では、明るさを保てる 40〜55% 前後が扱いやすい数値帯です。

Eyevolの偏光レンズ vol system™ Urban では、GY56PL が 44%、GY60HC が 40% と、明るさを保つタイプをご用意しています。

※偏光レンズは、カーナビやヘッドアップディスプレイ、液晶画面が見えにくくなる場合があります。

調光レンズは、冬は色が濃くなりやすい

調光レンズは、紫外線量および気温によってレンズの濃さが変わります。ここで冬に効いてくるのが気温です。※気温が低いほど色が濃くなります。 つまり冬は、同じ日ざしでも夏より濃く発色しやすくなります。なお、自動車の車内ではフロントガラスが紫外線を通しにくいため、調光レンズの濃さはほとんど変わりません。

また、退色には5〜10分程かかります。明るい場所から暗い場所へ移ったとき、すぐに薄くならない点も知っておいてください。冬の日中の運転で「明るさを保ちたい」場合は、あらかじめ透過率が決まっているレンズのほうが扱いやすくなります。

「冬にサングラスは変では?」への答え

冬の街を、コートとマフラー姿でサングラスをかけて歩く女性

印象の話に戻ります。冬にサングラスをかけることに抵抗を感じる方は少なくありません。ただ、濃さを変えるだけで印象は大きく変わります。透過率の低い濃いレンズは、目元が完全に隠れるため、季節を問わず強い印象になります。

一方、45〜65% 程度の明るいレンズは、レンズ越しに目元が見えます。表情が相手に伝わるため、濃いサングラスほどの威圧感が出ません。つまり「冬にサングラスは変か」という問いへの実務的な答えは、

「濃さを冬に合わせれば、違和感は出にくい」ということになります。これは機能の面でも同じ結論です。

冬の弱い日ざしには、明るいレンズのほうが合っています。

冬のサングラス選び・3つのポイント

1. 可視光線透過率で選ぶ。冬の街歩きなら 45〜65% が目安です

2. 夏用をそのまま使わない。濃いレンズは冬の日ざしには暗すぎます

3. 運転する日は明るめを。トンネルや影に入ったときに暗くなりすぎない 40〜55% 前後が扱いやすい数値帯です

サイズの合わせ方については、こちらの記事で詳しくご説明しています。

冬におすすめのEyevolモデル

ここからは、45〜65%の帯を中心に、冬に使いやすいEyevolのモデルをご紹介します。いずれも冬の街歩きで、正面からの光をやわらげながら視界の明るさを保てる濃さです。

冬の街歩きに十分な明るさ(45%)|FELIX (49)

FELIX (49) のマットブラックフレームにグレーのレンズを搭載したサングラスの斜め前からの写真

45%は今回の目安の中では濃いほうのレンズですが、冬の街歩きには十分な明るさです。ボストンとウェリントンを掛け合わせたセミスクエア型で、正面から見た存在感を程よく抑えたデザインです。

可視光線透過率 45%
レンズ カラーレンズ(グレー)
サイズ 49サイズ:フレーム幅 146mm/レンズ幅 49mm/ブリッジ幅 22mm/テンプル長 145mm
51サイズ:フレーム幅 150mm/レンズ幅 51mm/ブリッジ幅 22mm/テンプル長 145mm

視界の広さと、キャップへの干渉の少なさ|WAGNER (56)

WAGNER (56) のブラックフレームにライトグレーのレンズを搭載したサングラスの斜め前からの写真

54%は視界の明るさを保ちながら、正面からの光をやわらげるのにちょうどよい濃さです。ビッグシェイプで視界が広く、キャップ着用時の干渉も抑えた設計です。

可視光線透過率 54%
レンズ カラーレンズ(ミディアムグレー)
サイズ フレーム幅 152mm
レンズ幅 56mm
ブリッジ幅 19mm
テンプル長 142mm

56%の明るさで、普段の服に合わせやすい|ALFRED (47)

ALFRED (47) のマットブラックフレームにライトグレーのレンズを搭載した丸型サングラスの斜め前からの写真

56%はライトグレー2のレンズで、明るさを保ちながらまぶしさをやわらげます。フレンチデザインをベースにした2サイズ展開で、普段のコーディネートに合わせやすいモデルです。

可視光線透過率 56%
レンズ カラーレンズ(ライトグレー2)
サイズ 47サイズ:フレーム幅 144mm/レンズ幅 47mm/ブリッジ幅 24mm/テンプル長 145mm
49サイズ:フレーム幅 148mm/レンズ幅 49mm/ブリッジ幅 24mm/テンプル長 145mm

目元が見える、いちばん明るい65%|CONLON Ⅲ (51)

CONLON Ⅲ (51) のブラックフレームにミディアムブルーのレンズを搭載したサングラスの斜め前からの写真

65%はミディアムブルーのレンズで、今回の目安の中でもっとも明るく、レンズ越しに目元が見えるタイプです。ウェリントンとティアドロップを掛け合わせたクラシックなフォルムです。

可視光線透過率 65%
レンズ カラーレンズ(ミディアム ブルー)
サイズ フレーム幅 145mm
レンズ幅 51mm
ブリッジ幅 22mm
テンプル長 142mm

冬の運転に、照り返しを抑える偏光44%|HEATH Ⅲ (53)

HEATH Ⅲ (53) のべっ甲柄フレームにグレーのレンズを搭載したサングラスの斜め前からの写真

偏光レンズ vol system™ Urban(グレー56)を搭載し、可視光線透過率44%。冬の低い日ざしで強くなる路面や窓の照り返しを抑えつつ、暗くなりすぎない明るさです。ワイドなスクエアシルエットで、どんな顔型にも合わせやすいユーティリティなモデルです。

可視光線透過率 44%
レンズ 偏光レンズ vol system - Urban(グレー56)
サイズ フレーム幅 145mm
レンズ幅 53mm
ブリッジ幅 22mm
テンプル長 142mm

冬のサングラスに関するQ&A

Q. 冬でもサングラスは必要ですか?

A. 必要かどうかは使う場面によりますが、冬は太陽の位置が低く、光が正面に近い角度から入ってきます。

帽子のつばでさえぎりにくいため、まぶしさを感じる場面は夏より多くなることがあります。気象庁も、紫外線量は太陽高度が高いほど多くなり、夏に強く冬に弱くなると説明しています。

冬の紫外線量は夏より少なくなりますが、ゼロにはなりません。

Q. 夏に買ったサングラスを冬も使えますか?

A. 使えますが、暗く感じることがあります。

夏向けのレンズは可視光線透過率が低く設定されているためです(Eyevolのダークグレーは実測 15〜16%)。冬の街歩きには 45〜65% 程度の明るいレンズのほうが視界を保ちやすくなります。

Q. 冬におすすめのレンズカラーはありますか?

A. カラーよりも先に濃さ(可視光線透過率)で絞ることをおすすめします。

そのうえでカラーを選ぶと、選択肢が整理しやすくなります。Eyevolで45%以上のレンズには、ライトグレー(45%)・ミディアムグレー(54%)・ライトグレー2(56%)・ミディアムブルー(61〜65%)・ターコイズ(69%)があります。

Q. 冬の運転に調光レンズは向いていますか?

A. 調光レンズは紫外線量および気温によってレンズの濃さが変わります。なお、自動車の車内ではフロントガラスが紫外線を通しにくいため、調光レンズの濃さはほとんど変わりません。運転中は濃さが変わらない前提で、明るさを選んでください。

※気温が低いほど色が濃くなりますので、冬は想定より濃く発色することがあります。また退色には5〜10分程かかります。日中の運転で明るさを一定に保ちたい場合は、あらかじめ透過率が決まっているレンズのほうが扱いやすくなります。

まとめ

ダウンジャケット姿で、冬の川沿いの橋の上でサングラスをかけた男性

冬のサングラス選びは、「濃さ」をひとつ変えるだけで結果が変わります。

  • 冬は太陽が低く、光が正面に近い角度から入ってくる
  • 夏用の濃いレンズは、冬の日ざしには暗すぎる
  • 冬の街歩きは 45〜65%、日中の運転は 40〜55% 前後が目安
  • 明るいレンズは目元が見えるため、印象の面でも冬に合う

冬の街で使う一本は、「TOWN(タウン)のページ」でもご覧いただけます。室内と屋外を行き来する日の見え方も、あわせてご紹介しています。

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